Are you familiar with “Momotaro”?
It’s a famous Japanese folktale about a hero named Momotaro who defeats scary demons. Today, I’m sharing a version of Momotaro where he is the villain, written by Ryunosuke Akutagawa, a renowned Japanese author.
The original Japanese text is quite difficult, so I simplified it to the JLPT N3 level. If you’d like to read the original story, you can find it at the link below. Give it a try!
https://www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/100_15253.html
This episode is suitable for JLPT-N3 level learners.
Please use this audio for listening and shadowing practices.
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Words
桃太郎:Momotaro
What's Momotaro?
鬼:oni
What's Oni?
作家:writer
芥川龍之介:
Who's Ryunosuke Akutagawa?
枝:branch After the death of Izanami during the birth of the fire god, Izanagi attempted to retrieve her from the underworld, but he ultimately failed and was forced to seal the entrance to the underworld. Following this ordeal, Izanagi performed a purification ritual, during which several important deities were born from his actions, including Amaterasu, the sun goddess; Tsukuyomi, the moon god; and Susanoo, the storm god. Izanagi’s myths are foundational to Shinto beliefs and highlight themes of creation, life, and purification.
根:root
地面:ground
実:fruit
イザナギ:
Who's Izanagi?
戦う:fight
花びら:petal
鬼ヶ島:
What's Onigashima?
刀:sword
旗:flag
きびだんご:millet dumpling
野良犬:stray dog
そろばん:abacus
家来:retainer
雉:pheasant
馬鹿にする:make fun of
吠える:bark
かみ殺す:bite to death
宝物:treasure
目の色が変わる:be crazy about
小槌:mallet
琴:Japanese harp / koto
角:horn
生き残る:survive
お辞儀をする:bow
復讐する:take revenge
岩:rock
Script without furigana
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こんにちは、Megです。
今日は、「桃太郎」という物語を紹介します。
これは、とても有名な日本の昔話で、知っている人も多いと思います。
「桃太郎」は、鬼と戦うヒーローの名前ですよね。
でも、今日の「桃太郎」は、みなさんが知っている「桃太郎」ではありません。
日本の有名な作家、芥川龍之介が書いた「桃太郎」。
この「桃太郎」は、とても怖い「桃太郎」なんです。
今日は、怖い「桃太郎」の物語を紹介します。
むかし、むかし、ある深い山の奥にとても大きな桃の木が一本ありました。
この桃の木の枝は雲の上まで、根は地面の下のとても深いところにまで広がっていました。
実は、この桃の木は、日本の古い神様である「イザナギ」が、鬼と戦ったとき、その鬼に投げた桃の木なのです。
この桃の木は、10000年に一度花を開き、10000年に一度、桃の実ができます。
きれいな赤い花びらで、桃の実はとても大きいものでした。
しかし、それよりも不思議なのは、その実の中にかわいい赤ちゃんが一人ずつ入っていることでした。
ある日、鳥がその実を食べようと、飛んできました。
鳥が食べようとしたとき、桃の実は、落ちてしまいました。
桃が落ちたのは、川で、そのまま人間のいる村へ流れていきました。
そして、川で洗濯をしていたおばあさんがその桃を見つけました。
ここからは、あの有名な物語「桃太郎」と同じです。
おばあさんは、桃を家に持って帰り、仕事から帰ってきたおじいさんと二人で、桃を食べようと、切りました。
すると、その中にかわいい赤ちゃんがいました。
赤ちゃんは、男の子で、とても元気に育ちました。
名前は、桃から生まれたので、「桃太郎」です。
ある日、桃太郎は鬼と戦うために、鬼が住んでいる鬼ヶ島に行くことを決意しました。
それはなぜかというと、おじいさんとおばあさんがしている畑仕事をするのが嫌になったからです。
桃太郎から、その話を聞いたおじいさんとおばあさんは、安心しました。
なぜなら、二人は、桃太郎が仕事をしないで、悪いことばかりしているので、困っていたからです。
二人は、刀や旗など、戦うための準備を急いでしました。
桃太郎が出発するときは、きびだんごという甘いお菓子を作って、持たせました。
桃太郎が歩いていると、1匹の大きな野良犬がいました。
その犬は、桃太郎の持っているきびだんごが入った袋をじっと見ていました。
すると、犬が桃太郎に話しかけました。
「こんにちは、桃太郎さん。桃太郎さん、その袋の中には何が入っているんですか?」
「これは、日本一のきびだんごだ!」
本当は、日本一かどうか、桃太郎にはわかりませんでしたが、桃太郎は元気に答えました。
犬は、きびだんごだと聞くと、桃太郎のそばに歩いてきました。
「1つください。桃太郎さんと一緒にどこへでも行きますから!」
それを聞くと、桃太郎は、そろばんで計算を始めました。
「う~ん、1つはだめだ。半分あげよう。」
犬は、しばらく「1つください」と言い続けました。
しかし、桃太郎は何度も「半分あげよう」と答え続けました。
最後には、犬はあきらめて、きびだんごを半分もらうことにしました。
そして、桃太郎の家来として、一緒に鬼ヶ島へ行くことになりました。
それから、桃太郎は犬の他にも、きびだんごを半分あげて、猿や雉を家来にしました。
しかし、この犬と、猿と雉は、あまり仲が良くありませんでした。
犬は猿を馬鹿にしていて、猿は雉を馬鹿にしていました。
そして、雉は犬を馬鹿にしていました。
彼らはけんかしながら、鬼ヶ島へ向かっていたので、桃太郎は大変でした。
ある日、猿が「きびんだんご半分だけで、鬼と戦うなんて・・・もっときびだんごが食べたい!」と大声で言いました。すると、犬が吠えながら、猿をかみ殺そうとしました。それを見て、雉が急いで止めました。
桃太郎は、猿を見ながら、冷たく言いました。
「わかった。猿、おまえはもう一緒に来なくていい。その代わり、鬼ヶ島の宝物は1つもあげないからな!」
宝物と聞いて、猿の目の色が変わりました。
「えっ!?宝物?鬼ヶ島には、宝物があるのですか?」
「ああ、何でも好きな物を出せる小槌という宝物があるらしい。」
「では、その小槌から、たくさんの小槌を出せば、一度に何でもたくさん手に入るというわけですね。それはいい話です。すみません、どうか私も連れて行ってください。お願いします。」
そして、桃太郎たちは、急いで鬼ヶ島へ向かいました。
鬼ヶ島は、とても自然のきれいな島でした。
大きな木がたくさんあって、何匹もの鳥が鳴いていました。
自然の中で生活している鬼たちは、平和を愛していて、幸せに暮らしていました。
鬼たちは、琴を弾いたり、歌って踊ったり、とても楽しそうでした。
鬼の妻や娘たちは、着物やお酒をつくったり、花を育てたり、人間と同じような生活をしていました。
鬼のおじいさんやおばあさんは、いつも孫の世話をしていて、孫に人間がどれほど怖いか話していました。
孫はおばあさんに聞きました。
「おばあちゃん、人間ってどんな動物なの?」
「人間はねぇ、私たちみたいに角がなくて、顔や手が白いんだよ。それに、人間の女は、その白い顔に、もっと白い粉をつけるんだよ。それだけならいいんだけど、男も女も同じように、嘘はつくし、人間同士で殺し合うし、火はつけるし、泥棒はするし・・・。本当に怖い動物なんだよ。」
こんな平和な島に、桃太郎が来ました。鬼たちは、怖い桃太郎が来て、とてもびっくりして、逃げました。
桃太郎は、大声で言いました。
「行け!鬼を見つけたら、1匹残らず殺せ!」
それを聞くと、犬・猿・きじは、鬼たちを追いかけて、殺しました。
あの平和だった鬼ヶ島は、もうありません。島のあちこちに死んだ鬼たちがいて、鳥の声はもう聞こえません。
桃太郎は、生き残った鬼に言いました。
「今日は、これで終わりにしてやる、そのかわり、この島の宝物を全部もらう。」
「はい、かしこまりました。しかし・・・。」
「何だ?」
「私たちは、あなた様に何か失礼なことをしたのでしょうか?どうして私たちは殺されなければならなかったのでしょうか?」
桃太郎は、笑いながら言いました。
「私は、日本一の桃太郎だ。この桃太郎が3匹の家来を連れて、この鬼ヶ島に悪い鬼を倒しに来たのだ。」
「はぁ・・・。では、どうしてその3匹の方々を家来になさったのですか?」
「それは、鬼ヶ島に行く途中で、きびだんごをあげて、家来にしたのだ。もういいか?まだ何か聞くのなら、残ったおまえたちも殺してしまうぞ。」
鬼たちはびっくりして、「すみません。」と言いながら、深くお辞儀をしました。
日本一の桃太郎は犬・猿・雉の3匹と、鬼ヶ島の宝物を持って、村へ帰りました。
これは、日本中の子どもたちが知っている話です。
しかし、桃太郎の人生は、必ずしも幸せだったわけではありません。
鬼ヶ島にいる鬼たちは、ときどき島を出て、村に来ました。
そして、雉や猿を殺して、桃太郎の家に火をつけて、桃太郎を殺そうとしました。
桃太郎は、いつも怖がっていました。
ある日、若い鬼たちは、島の海岸で話しています。
「俺たちが、この島を変えるんだ!人間に復讐しよう!」
あの平和だった鬼ヶ島はもうありません。今は岩だけの怖い島になってしまいました。
10000年後、深い山の奥にある、あの大きな桃の木に桃の実ができました。
桃の実の中には赤ちゃんがいます。
みなさんが知っているヒーローの桃太郎も、この中にいるでしょう。
ありがとうございました。
では、また!
Script with furigana
click here こんにちは、Megです。 でも、今日の「桃太郎」は、みなさんが知っている「桃太郎」ではありません。 日本の有名な作家、芥川龍之介が書いた「桃太郎」。 むかし、むかし、ある深い山の奥にとても大きな桃の木が一本ありました。 実は、この桃の木は、日本の古い神様である「イザナギ」が、鬼と戦ったとき、その鬼に投げた桃の木なのです。 この桃の木は、10000年に一度花を開き、10000年に一度、桃の実ができます。 しかし、それよりも不思議なのは、その実の中にかわいい赤ちゃんが一人ずつ入っていることでした。 ある日、鳥がその実を食べようと、飛んできました。 そして、川で洗濯をしていたおばあさんがその桃を見つけました。 ある日、桃太郎は鬼と戦うために、鬼が住んでいる鬼ヶ島に行くことを決意しました。 桃太郎から、その話を聞いたおじいさんとおばあさんは、安心しました。 二人は、刀や旗など、戦うための準備を急いでしました。 桃太郎が歩いていると、1匹の大きな野良犬がいました。 すると、犬が桃太郎に話しかけました。 「これは、日本一のきびだんごだ!」 犬は、きびだんごだと聞くと、桃太郎のそばに歩いてきました。 それを聞くと、桃太郎は、そろばんで計算を始めました。 犬は、しばらく「1つください」と言い続けました。 最後には、犬はあきらめて、きびだんごを半分もらうことにしました。 それから、桃太郎は犬の他にも、きびだんごを半分あげて、猿や雉を家来にしました。 しかし、この犬と、猿と雉は、あまり仲が良くありませんでした。 ある日、猿が「きびんだんご半分だけで、鬼と戦うなんて・・・もっときびだんごが食べたい!」と大声で言いました。すると、犬が吠えながら、猿をかみ殺そうとしました。それを見て、雉が急いで止めました。 桃太郎は、猿を見ながら、冷たく言いました。 宝物と聞いて、猿の目の色が変わりました。 「ああ、何でも好きな物を出せる小槌という宝物があるらしい。」 「では、その小槌から、たくさんの小槌を出せば、一度に何でもたくさん手に入るというわけですね。それはいい話です。すみません、どうか私も連れて行ってください。お願いします。」 そして、桃太郎たちは、急いで鬼ヶ島へ向かいました。 鬼ヶ島は、とても自然のきれいな島でした。 自然の中で生活している鬼たちは、平和を愛していて、幸せに暮らしていました。 鬼たちは、琴を弾いたり、歌って踊ったり、とても楽しそうでした。 孫はおばあさんに聞きました。 「人間はねぇ、私たちみたいに角がなくて、顔や手が白いんだよ。それに、人間の女は、その白い顔に、もっと白い粉をつけるんだよ。それだけならいいんだけど、男も女も同じように、嘘はつくし、人間同士で殺し合うし、火はつけるし、泥棒はするし・・・。本当に怖い動物なんだよ。」 こんな平和な島に、桃太郎が来ました。鬼たちは、怖い桃太郎が来て、とてもびっくりして、逃げました。 桃太郎は、大声で言いました。 それを聞くと、犬・猿・雉は、鬼たちを追いかけて、殺しました。 あの平和だった鬼ヶ島は、もうありません。島のあちこちに死んだ鬼たちがいて、鳥の声はもう聞こえません。 桃太郎は、生き残った鬼に言いました。 「はい、かしこまりました。しかし・・・。」 「何だ?」 「私たちは、あなた様に何か失礼なことをしたのでしょうか?どうして私たちは殺されなければならなかったのでしょうか?」 桃太郎は、笑いながら言いました。 「はぁ・・・。では、どうしてその3匹の方々を家来になさったのですか?」 「それは、鬼ヶ島に行く途中で、きびだんごをあげて、家来にしたのだ。もういいか?まだ何か聞くのなら、残ったおまえたちも殺してしまうぞ。」 鬼たちはびっくりして、「すみません。」と言いながら、深くお辞儀をしました。 日本一の桃太郎は犬・猿・雉の3匹と、鬼ヶ島の宝物を持って、村へ帰りました。 しかし、桃太郎の人生は、必ずしも幸せだったわけではありません。 ある日、若い鬼たちは、島の海岸で話しています。 10000年後、深い山の奥にある、あの大きな桃の木に桃の実ができました。 ありがとうございました。
今日は、「桃太郎」という物語を紹介します。
これは、とても有名な日本の昔話で、知っている人も多いと思います。
「桃太郎」は、鬼と戦うヒーローの名前ですよね。
この「桃太郎」は、とても怖い「桃太郎」なんです。
今日は、怖い「桃太郎」の物語を紹介します。
この桃の木の枝は雲の上まで、根は地面の下のとても深いところにまで広がっていました。
きれいな赤い花びらで、桃の実はとても大きいものでした。
鳥が食べようとしたとき、桃の実は、落ちてしまいました。
桃が落ちたのは、川で、そのまま人間のいる村へ流れていきました。
ここからは、あの有名な物語「桃太郎」と同じです。
おばあさんは、桃を家に持って帰り、仕事から帰ってきたおじいさんと二人で、桃を食べようと、切りました。
すると、その中にかわいい赤ちゃんがいました。
赤ちゃんは、男の子で、とても元気に育ちました。
名前は、桃から生まれたので、「桃太郎」です。
それはなぜかというと、おじいさんとおばあさんがしている畑仕事をするのが嫌になったからです。
なぜなら、二人は、桃太郎が仕事をしないで、悪いことばかりしているので、困っていたからです。
桃太郎が出発するときは、きびだんごという甘いお菓子を作って、持たせました。
その犬は、桃太郎の持っているきびだんごが入った袋をじっと見ていました。
「こんにちは、桃太郎さん。桃太郎さん、その袋の中には何が入っているんですか?」
本当は、日本一かどうか、桃太郎にはわかりませんでしたが、桃太郎は元気に答えました。
「1つください。桃太郎さんと一緒にどこへでも行きますから!」
「う~ん、1つはだめだ。半分あげよう。」
しかし、桃太郎は何度も「半分あげよう」と答え続けました。
そして、桃太郎の家来として、一緒に鬼ヶ島へ行くことになりました。
犬は猿を馬鹿にしていて、猿は雉を馬鹿にしていました。
そして、雉は犬を馬鹿にしていました。
彼らはけんかしながら、鬼ヶ島へ向かっていたので、桃太郎は大変でした。
「わかった。猿、おまえはもう一緒に来なくていい。そのかわり、鬼ヶ島の宝物は1つもあげないからな!」
「えっ!?宝物?鬼ヶ島には、宝物があるのですか?」
大きな木がたくさんあって、何匹もの鳥が鳴いていました。
鬼の妻や娘たちは、着物やお酒をつくったり、花を育てたり、人間と同じような生活をしていました。
鬼のおじいさんやおばあさんは、いつも孫の世話をしていて、孫に人間がどれほど怖いか話していました。
「おばあちゃん、人間ってどんな動物なの?」
「行け!鬼を見つけたら、1匹残らず殺せ!」
「今日は、これで終わりにしてやる、そのかわり、この島の宝物を全部もらう。」
「私は、日本一の桃太郎だ。この桃太郎が3匹の家来を連れて、この鬼ヶ島に悪い鬼を倒しに来たのだ。」
これは、日本中の子どもたちが知っている話です。
鬼ヶ島にいる鬼たちは、ときどき島を出て、村に来ました。
そして、雉や猿を殺して、桃太郎の家に火をつけて、桃太郎を殺そうとしました。
桃太郎は、いつも怖がっていました。
「俺たちが、この島を変えるんだ!人間に復讐しよう!」
あの平和だった鬼ヶ島はもうありません。今は岩だけの怖い島になってしまいました。
桃の実の中には赤ちゃんがいます。
みなさんが知っているヒーローの桃太郎も、この中にいるでしょう。
では、また!
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