Today’s episode is titled “十六桜 (Jiu-roku-zakura)《Sakura Blooming on January 16th》.
This story is based on a folk tale from Ehime Prefecture.
This episode is at the JLPT-N5 level.
I’ve also prepared a quiz based on this episode.
After listening, please take the quiz!
Please use this audio for listening and shadowing practices.
YouTube Channel
Quiz for this episode
I used to publish quizzes on a different site, but I’ve decided to release quizzes on the same page as the script.
The quiz is now available at the bottom of this script page.
Click here to jump to the quiz.
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Words
昔話:folk tale
咲く:bloom
散る:fall
枯れる:wither
植える:plant
魂:soul
Conjugation of verbs
ます形《masu-form》
て形《te-form》
じしょ形《dictionary-form》
ない形《nai-form》
た形《ta-form》
Script without furigana
If you would like to see the phonetic guide display, please click here.
これは、愛媛県の昔話です。
ある村に、とても古い桜の木がありました。
桜の木は、たいてい春に咲きます。
でも、この桜の木は冬に咲きます。
毎年1月16日に咲いて、その日に散ります。
1年で1日だけ咲きます。
今日は、この桜の木の話を紹介します。
ある村に、一人の侍がいました。
その侍のうちの庭に、桜の木がありました。
この桜の木は、春に花が咲きました。
侍は、子どものときからこの桜の木の下で遊んでいました。
そして、春にきれいな桜の花を家族と見ていました。
侍は、おじいさんになりました。
侍の奥さんや子どもは、死にました。
侍は一人です。
「もう私には大切な家族がいない。何もない・・・。いや、この桜の木があった。」
侍はこの桜の木を大切にしました。
でも、ある夏の日、この桜の木が枯れました。
侍は、泣きました。とても悲しいです。
親切な村の人たちは、侍に新しい桜の木をあげました。
そして、侍のうちの庭に植えました。
侍は、村の人たちに言いました。
「ありがとう。」
でも、侍は本当はうれしくありませんでした。
侍は、あの桜の木がとても大切でした。
そして、侍は考えました。
「そうだ!いいことを考えた!」
1月16日。
侍は、あの桜の木の前に座りました。
侍は言いました。
「お願いです。もう1回、咲いてください。私はここで死にます。そして私の魂をあげますから、咲いてください。」
侍は死にました。
そして、侍の魂は木の中に入りました。
すると、桜の花が咲きました。
それから、その桜の木は、毎年1月16日に花が咲きます。
ありがとうございました。
このエピソードのクイズが あります。
ぜひ、クイズにチャレンジしてください!
では、また!
Script with furigana
click here 毎年1月16日に咲いて、その日に散ります。 今日は、この桜の木の話を紹介します。 ある村に、一人の侍がいました。 侍は、子どものときからこの桜の木の下で遊んでいました。 侍は、おじいさんになりました。 「もう私には大切な家族がいない。何もない・・・。いや、この桜の木があった。」 侍はこの桜の木を大切にしました。 でも、ある夏の日、この桜の木が枯れました。 親切な村の人たちは、侍に新しい桜の木をあげました。 侍は、村の人たちに言いました。 でも、侍は本当はうれしくありませんでした。 そして、侍は考えました。 1月16日。 侍は死にました。 それから、その桜の木は、毎年1月16日に花が咲きます。 ありがとうございました。 では、また!
ある村に、とても古い桜の木がありました。
桜の木は、たいてい春に咲きます。
でも、この桜の木は冬に咲きます。
1年で1日だけ咲きます。
その侍のうちの庭に、桜の木がありました。
この桜の木は、春に花が咲きました。
そして、春にきれいな桜の花を家族と見ていました。
侍の奥さんや子どもは、死にました。
侍は一人です。
侍は、泣きました。とても悲しいです。
そして、侍のうちの庭に植えました。
「ありがとう。」
侍は、あの桜の木がとても大切でした。
「そうだ!いいことを考えた!」
侍は、あの桜の木の前に座りました。
侍は言いました。
「お願いです。もう1回、咲いてください。私はここで死にます。そして私の魂をあげますから、咲いてください。」
そして、侍の魂は木の中に入りました。
すると、桜の花が咲きました。
このエピソードのクイズが あります。
ぜひ、クイズにチャレンジしてください!
Quiz for this episode
- 侍が子どものとき、庭の桜の木は、いつ咲いていましたか?
Answer春 - 侍はおじいさんになってから、何を大切にしましたか?
Answer庭の桜の木 - どうして侍は泣きましたか?
Answer庭の桜の木が枯れましたから。 - 村の人たちは侍に何をあげましたか?
Answer新しい桜の木をあげました。 - 侍は、桜の木にどんなお願いをしましたか?
Answer「魂をあげますから、咲いてください。」と、お願いをしました。 - 侍が死んでから、どんなことがありましたか?
Answer桜の花が咲きました。 - この桜の木はいつ花が咲きますか?
Answer毎年1月16日に花が咲きます。
◇Images and Videos
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◇Music
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